就活対策

逆質問・メモの取り方・説明会後のアクションで差をつける方法|会社説明会 活用法

会社説明会は「ただ聞きに行く場」にすると差がつきません。仮説を持って参加し、逆質問で検証し、説明会後に志望動機を更新するサイクルで企業研究を加速させる方法を解説します。

InternEXPO 編集部公開 7 分で読了

3 月の採用広報解禁以降、多くの学生が週に 3〜5 社の説明会に参加します。しかし「説明会に参加した」と「説明会から何かを得た」は、全く別のことです。

インターンEXPO 編集部が参加学生にヒアリングした結果、「説明会が選考に役立った」と感じる学生の多くは、説明会前に 「自分が今回確認したい仮説」を 3 つ持って臨んでいました。 仮説なしで参加すると「なんとなく良さそう」という感想で終わり、志望動機の材料にならない情報だけが残ります。

説明会に参加する学生の多くは「受け身」の姿勢です。説明を聞いて、メモをとって、帰る。しかし本当に価値ある情報は、Q&A セッションでの逆質問や、説明会後のアクションによって初めて得られます。

会社説明会の 3 つの機能#

説明会には「受け取れる情報の種類」が 3 つあります。

機能 1. 公式情報の整理#

会社の事業内容・職種・選考フロー・待遇など、採用サイトに書いてある情報の補完。これは「最低限の情報収集」であって、この目的だけで参加すると得るものが薄くなります。ただし「音として聞く」ことで記憶への定着が変わり、「採用ページで読んだだけでは分からなかった」語り口やニュアンスが分かることはあります。

機能 2. 社員観察による一次情報#

説明会には、人事担当や若手社員が登壇することがほとんどです。彼らの「話し方」「言葉の選び方」「質問への反応」が、その会社のカルチャーを示す一次情報です。

  • 会社の課題について質問された時、正直に答えるか / 逃げるか
  • 若手社員が「会社が好き」から話しているか、「説明のために来た」雰囲気か
  • 複数の登壇者の話に一貫性があるか
  • 質問に対して「分かりません」と言えるか

これらは採用ページには絶対に書かれていない情報です。登壇社員の「人」を観察することで、その会社の文化が見えてきます。

機能 3. 仮説検証と逆質問#

事前に持った仮説を「Q&A セッション」でぶつけます。これが説明会の最も有効な使い方です。

説明会前の準備 — 15 分でできること#

やること 1. 採用サイト・HP を 5 分読む#

最低限の情報 (事業概要・募集職種・会社の規模) を把握します。「御社は何をしている会社ですか?」という質問は絶対に避けなければなりません。採用サイトに書いてあることを確認もせずに参加するのは、相手の時間を尊重していないサインです。

やること 2. 仮説を 3 つ書き出す#

説明会に行く前に「この会社について、自分はこう思っているが実際はどうか」という仮説を 3 つ書きます。

例:

  • 仮説 1: 社内公募制度があると聞いたが、若手のうちから使えるのか?
  • 仮説 2: 海外事業を伸ばしていると IR にあったが、現場の若手がどのくらい関与できるか?
  • 仮説 3: 職種別採用と書いてあるが、実際の配属はどの程度希望通りになるのか?

やること 3. 逆質問を 3 問用意する#

Q&A の時間に向けて、事前に 3 問を準備します。「調べれば分かる質問」は使わない。「その場にいる社員しか答えられない質問」に絞ります。

説明会中のメモの取り方#

「全部メモしようとする」学生は情報を整理できません。ノートがメモで埋まっても、後で読み返した時に「何が重要か」が分からなくなります。

メモすべき 3 つの情報#

① 採用ページに書いていなかった情報

説明会では「実態」が語られることがあります。「配属は全員本社スタートですが、2 年目以降は希望を出せます」「残業は多い時期で月 40 時間程度です」など、サイトに載っていない情報は必ずメモします。

② 登壇者が強調した言葉・価値観

登壇社員が「うちの会社で大事にしていること」として語った言葉を書き留めます。これは志望動機に組み込める素材です。「御社の説明会で◯◯という言葉が印象に残りました」という使い方が、面接での具体性に繋がります。

③ 「引っかかった」ポイント

「これ本当?」「なぜ?」と思った瞬間をメモします。後の OB/OG 訪問やインターンで確認できる「疑問リスト」になります。疑問を持てることは、業界・企業研究が深まっているサインです。

逆質問の作り方と選び方#

Q&A の逆質問は、内容次第で「この学生は調べているな」という印象を作れます。

良い逆質問の共通点#

1. 調べた上での質問

「採用サイトを拝見して◯◯という記載があったのですが、現場の実態はどうでしょうか?」という形は、事前準備を示しながら一次情報を引き出せます。

2. 登壇者の個人体験を引き出す質問

「◯◯さんが担当された案件の中で、特に印象に残っているものを教えてください」という個人体験への質問は、「会社として公式に語る内容」ではなく「その人のリアルな経験」が出てきます。

3. 仮説の検証

「御社は◯◯に力を入れていると認識していますが、若手のうちからその領域に関われる機会はありますか?」という仮説を検証する質問は、業界・企業研究の深さを示します。

具体的な逆質問の例#

仕事のリアルを聞く:

  • 「入社後の最初の 1 年間で、『これが一番大変だった』と思ったことは何ですか?」
  • 「◯◯職種の方は、1 週間のうちどの業務に最も時間を使っていますか?」

カルチャーを聞く:

  • 「社内で評価される人に共通することは何だと感じますか?」
  • 「入社前と入社後で、一番認識が変わったことは何でしょうか?」

業界・会社の変化を聞く:

  • 「ここ 2〜3 年で業務の内容が変わってきていることはありますか?」
  • 「御社が今一番注力している取り組みを、現場目線で教えてください」

避けるべき逆質問#

  • 「御社の強みは何ですか?」(調べれば分かる)
  • 「どんな人が向いていますか?」(採用サイトに書いてある)
  • 「残業はどのくらいですか?」(最初の質問としては印象が悪い)
  • 「内定者にはどんな学生が多いですか?」(「採用基準を教えてください」と同義で聞きづらい)

説明会後のアクション — 30 分でやること#

① 当日中にメモを整理する

説明会で取ったメモを「なるほどと思った点」「驚いた点」「確認したい点」の 3 つに仕分けします。翌日には細部を忘れます。整理したメモは、次の OB/OG 訪問や面接の質問リストに転用できます。

② 志望動機のドラフトを更新する

説明会で聞いた一次情報を、志望動機の「なぜこの会社か」の部分に反映させます。

「説明会で◯◯さんから聞いた『入社 2 年目から海外プロジェクトにアサインされた』という話が、特に印象に残りました。この話が、私が重視している『早い段階でのグローバル経験』と一致しています」

③ 気になった登壇者に連絡を試みる

説明会の後に「今日の話、特に◯◯の部分が印象に残りました。もし可能であれば 30 分ほどお時間をいただいてもよいですか?」と連絡することで OB/OG 訪問に発展することがあります。連絡手段は、名刺をいただいていればメールで。名刺がない場合は採用担当経由で紹介を依頼します。

説明会を「行って終わり」にしないために#

説明会は、仮説を持って入り、逆質問で検証し、説明会後に言語化して活かすという一連のサイクルで初めて「企業研究の一次情報」になります。

「何社行ったか」ではなく「1 社から何を得たか」が、企業研究の質を決めます。

説明会を就活の通過儀礼として消化するのをやめると、同じ時間で 3 倍の情報を得られます。その差が、面接での「この学生は本当にウチを調べてきている」という印象を作ります。

オンライン説明会と対面説明会の使い分け#

就活イベントの多くがオンラインと対面の両方を用意しています。それぞれの特性を把握して使い分けることが大切です。

オンライン説明会のメリットと活用法#

メリット:

  • 全国どこからでも参加できる
  • 移動時間がかからないため、1 日に複数社参加できる
  • 録画・見返しができる場合がある

活用のコツ: カメラをオンにして参加することで「熱心な学生」として印象に残りやすくなります。Q&A でチャット入力する場合、「◯◯大学 氏名: 〜という質問です」と名前を入れると、面接官の記憶に残ることがあります。

対面説明会のメリットと活用法#

メリット:

  • 会場の雰囲気・社員の表情をリアルに観察できる
  • 説明会終了後に社員に直接声をかけやすい
  • 名刺交換のチャンスがある

活用のコツ: 説明会終了後に「少し質問させてください」と声をかけることで、個別に話せる機会が生まれます。「名刺をいただけますか?」と聞くことも、後の OB/OG 訪問依頼に繋がります。

合同説明会と個別説明会の違い#

就活の説明会には「合同説明会」と「個別説明会」の 2 種類があります。

合同説明会#

複数の企業が一堂に会するイベント。1 日で多くの企業の概要を把握できます。

使い方: 「知らなかった企業を発見する」「業界の幅を広げる」目的に適しています。志望度が高い企業の深掘りには向きません。1 社あたりの時間が短いため、「この会社をもっと知りたい」と思ったら、後日の個別説明会に申し込みます。

個別説明会#

1 社が単独で行うイベント。その企業の深い情報が得られます。

使い方: 志望度が高い企業に対して参加します。Q&A の時間が長いことが多く、逆質問の準備をしっかりすることが重要です。複数回開催されている場合は、最初の回に参加して「まず全体を把握する」のが効率的です。

説明会で「記憶に残る学生」になるために#

採用担当者に「記憶に残る学生」として名前を覚えてもらうことは、一概に有利とは言えませんが、後の OB/OG 訪問や面接でのアドバンテージになることがあります。

記憶に残るための行動:

  1. Q&A で手を挙げる — 挙手して質問する学生は少ない。名前を言ってから質問すると、より印象に残る
  2. 質問の質を上げる — 「御社の強みは?」ではなく「御社の中計で◯◯を掲げていますが、現場での進捗はどうですか?」という調べた上での質問をする
  3. 説明会後に声をかける — 対面の場合、終了後に「今日の話の中で◯◯の部分が特に印象に残りました」と一言添えるだけで違います

これらは「目立とうとする行動」ではなく「真剣に向き合っている姿勢」の表れです。採用担当者は毎年何十回も説明会を開いています。「準備して来た学生」はすぐに分かります。

  • 説明会に参加すると選考で有利になりますか?

    「参加した / しなかった」で明確に有利不利が変わることは少ないですが、参加によって得た情報が志望動機の質を上げる効果はあります。また一部の企業では「説明会参加が選考の必須条件」になっていることがあるため、募集要項で確認してください。「参加しただけ」ではなく「参加して何を得たか」が選考に影響します。

  • 説明会に参加したが全然内容が分からなかった。どうすればいい?

    「分からなかった部分のリスト」を作ることが次のステップです。「◯◯という用語の意味が分からなかった」「◯◯という業務がイメージできなかった」という疑問が、OB/OG 訪問での質問リストになります。分からなかったことが多いほど、OB/OG 訪問の価値が上がります。

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The Next Step

知識を、早期内定に変える次の一日を用意しました。

この記事で押さえた就活知識は、実際に企業と話して使ってこそ価値になります。インターンEXPO は、出展企業の早期選考ルートに直接アクセスできる、年に数回しかない場です。

  • 01

    出展企業と直接対話

    総合商社 / メガベンチャー / 大手金融 など、各業界のリーディングカンパニーが一堂に。書類選考を経ずに人事と話せる場です。

  • 02

    早期選考ルートの獲得

    イベント参加者限定で、本選考前の特別ルート・サマー / オータムインターンへの優先案内が用意されています。

  • 03

    意思決定が一日で進む

    業界比較・自己分析・志望動機の解像度が、合同企業説明会の比ではない速度で上がります。次の一歩が翌週から動きます。

Next Event

28卒・100名限定IT/ベンチャー特化インターンEXPO2026 Vol.09

日時
2026.09.26 (土曜日)
会場
大阪市内(詳細は後日発表)