就活対策

アポの取り方から質問・お礼メールまでの全工程|OB訪問・OG訪問 やり方

OB・OG訪問は「情報収集」ではなく「仮説の検証」の場です。アポイントの取り方、訪問前の仮説の作り方、当日に聞くべき10の質問、お礼メールの書き方まで企業研究と選考を同時に前進させる全工程を解説します。

InternEXPO 編集部公開 6 分で読了

OB/OG 訪問は、就活の中で最も「差がつく」活動の一つです。

行かない学生はいません。しかし「行って良かった」と感じる学生と「あまり収穫がなかった」と感じる学生に分かれます。この差は、準備の質と質問の設計で生まれています。

インターンEXPO 編集部が出展企業の若手社員・OB・OG に「学生のどんな姿勢が印象に残るか」を聞いたところ、共通して返ってくるのは 「自分なりの仮説を持ってきた学生」 という言葉でした。

「御社はどんな仕事をしていますか?」という質問をする学生と、「御社の中計では◯◯を重点施策に挙げていますが、実際に現場でどのくらい変化を感じますか?」と仮説をぶつける学生では、訪問後に持ち帰れる情報量が全く違います。

OB/OG 訪問の目的を定義する#

まず、なぜ OB/OG 訪問をするのかを整理します。目的は大きく 3 つです。

1. 仮説の検証 — HP・IR・説明会で作った「この会社はこういう会社では?」という仮説を、一次情報でぶつけて精度を上げる

2. 入社後の解像度を上げる — 実際の仕事内容・キャリアの分岐点・カルチャーを、リアルな言葉で知る

3. 志望動機の強化 — 聞いた話を志望理由に組み込むことで、「調べた知識」ではなく「聞いた一次情報」として差別化する

この 3 つのうち、3 番目だけを目的にしているとインターンの質が落ちます。1・2 が充実した結果として 3 がついてくる、という順番が正しいです。

また、OB/OG 訪問には「関係構築」という目的もあります。訪問した社員が後に面接官になることがあります。訪問後に誠実なお礼メールを送り、選考中も連絡を取り合う関係を作れた学生は、選考でも好意的に見られることがあります。

アポイントの取り方#

経路 1. 大学のキャリアセンター#

最も確実で、相手も「就活の学生に協力する」という前提でいるので断られにくいです。ただし OB/OG のリストが古いことがあるため、現職かどうかを念のず確認します。リスト経由で連絡する際は「キャリアセンターの◯◯のリストからご連絡しています」と明記すると、相手も安心します。

経路 2. LinkedIn / Wantedly#

相手にメッセージを送る形です。接点がないため、丁寧な自己紹介と訪問の目的を簡潔に書く必要があります。「30 分だけ時間をいただけますか」 と具体的に時間を示すと承諾率が上がります。「ご都合の良い日時をご指定ください」より「平日 18 時以降か休日の午前中が都合が良いですが、ご都合に合わせます」と書く方が、相手が返信しやすくなります。

経路 3. 友人・ゼミの先輩経由#

最も話しやすい経路です。紹介してもらった先輩の顔を潰さないためにも、準備の質を最も高くします。訪問後のお礼を紹介者にも伝えることを忘れずに。

アポ取りメールのテンプレ#

件名は「OB/OG 訪問のお願い / ◯◯大学 氏名」とシンプルに。本文は 4 段落で:

(1) 自己紹介と接触経路 (2) 訪問の目的 (3) 希望日時の候補を 3 つ (4) 所要時間の明示 (30〜45 分程度)

メールの長さは 200 字以内が目安です。 長すぎるアポメールは、相手の時間を読んでいないサインとして受け取られます。

訪問前の準備 — 仮説を作る#

仮説を 3 つ書き出す#

訪問前に「この会社についての自分なりの仮説」を 3 つ紙に書き出します。

例:

  • 仮説 1: 営業主体の職種が多く、配属先によって業務内容が大きく変わるのでは?
  • 仮説 2: 社内でのキャリアアップは入社後 3 年の成果で決まるのでは?
  • 仮説 3: 外資との競合が激しく、提案スピードが他社差別化の鍵になっているのでは?

この仮説を OB/OG に「こんな風に考えているのですが、実際はどうですか?」とぶつけることで、会話の密度が上がります。仮説が間違っていても全く問題ありません。「違います。実際は〜」という答えの方が、ありきたりな質問への回答より価値ある情報です。

会社の基本情報を確認する#

採用ページ・IR・中期経営計画の要点を 15 分読んでおきます。「御社はどんな事業をされていますか?」という質問は、訪問の機会を無駄にする最大の原因です。基本情報を把握した上で「調べて分からなかったこと」を聞く姿勢が重要です。

質問を 10 個準備し、優先順位をつける#

時間は 30〜45 分です。全部は聞けません。「絶対に聞く 3 問」「時間があれば聞く 5 問」「余裕があれば聞く 2 問」に分けておきます。

訪問中に必ず聞く 10 の質問#

仕事の実態を聞く質問#

Q1. 入社してから一番驚いたギャップは何でしたか? 採用ページには書いていないリアルが出てきます。「思っていたより〜」という答えの裏に、会社のカルチャーが見えます。

Q2. 1 週間のスケジュールを教えてもらえますか? 仕事のリズムが分かります。「自席での作業と外出・会議の割合はどのくらいですか?」と続けると、仕事の実態がより具体的になります。

Q3. 今の仕事で最も難しいと感じていることは? 「やりがいは?」より本音が出ます。「難しい」の内容が、その仕事の本質を示しています。

Q4. 社内で評価される人は、どんな共通点がありますか? カルチャーの核心が見えます。「昇進が早い人」ではなく「評価される人」と聞くことで、実力主義かどうかも分かります。

キャリアについての質問#

Q5. 入社後 3 年間で一番成長を感じた瞬間はいつですか? どのタイミングで、何をきっかけに成長するかが分かります。

Q6. もし今の会社に入り直すとしたら、就活期間に何を違う視点でやり直しますか? 本音のキャリアアドバイスをもらえます。「自分に似た学生へのアドバイス」として聞くと、より具体的な答えが返ってきます。

Q7. 部署異動・キャリアチェンジはどのくらいの頻度で起きますか? 自分で選べますか? キャリアの自律性が分かります。「希望を出せる制度はありますか?」と続けると、制度と実態の差が見えます。

会社・職場環境についての質問#

Q8. 上司との関係性はどんな感じですか? 1on1 はどのくらいの頻度で行われますか? マネジメントスタイルと組織文化が見えます。

Q9. 社員同士の横のつながり (部署を超えた交流) はありますか? 縦割り文化かどうかを確認できます。「新入社員が他部署の人と関わる機会はありますか?」と続けると、孤立しやすい環境かどうかも分かります。

Q10. 率直に、この会社のいいところと直したいところを教えてください この質問を聞けると、訪問の質が一段上がります。「良いところだけ聞く学生」は多いので、ここで差がつきます。直したいところを正直に答えてくれる OB/OG は、信頼できる情報源です。

訪問中のマナー#

  • 時間厳守: 15 分前には現地到着。カフェの場合、注文前に到着して待つのがベスト
  • メモを取る: 「メモしてもいいですか」と確認し、書き留める姿勢を見せる
  • リアクション: 相手の話に反応する。「それは面白いですね」「意外でした」など、聞いていることを態度で示す
  • 時間管理: 約束した時間の 5 分前に「そろそろお時間が迫ってきたのですが」と声をかける
  • スマホ禁止: メモは手書きか、事前に許可を取った上で PC。訪問中のスマホ操作は論外

お礼メールの書き方#

訪問当日の夜中、遅くとも翌朝 9 時までに送ります。

お礼メールに含めるべき 3 要素:

  1. お礼の言葉
  2. 訪問で特に印象に残った話を 1 つ具体的に引用する
  3. 自分の志望がどう変わったか / 深まったか

例: 「◯◯さんが話してくださった『入社 3 年目で初めて一人で提案書を作った』というお話が、特に印象に残っています。独力で顧客に向き合える環境があることを知り、御社への志望がより具体的になりました。いただいたお話を今後の選考に活かしてまいります」

「ありがとうございました、勉強になりました」だけのお礼メールは、相手の記憶に残りません。 具体的な引用を入れることで「ちゃんと聞いていた」が伝わります。返信が来た場合は、必ず再返信をします。

OB/OG 訪問を志望動機に活かす方法#

OB/OG から聞いた一次情報は、そのまま志望動機の強化に使えます。

「OB/OG 訪問で◯◯さんから話を聞いた際、◯◯という話が、私が重視している◯◯と一致していました」

この構造を使うと、「自分で調べた情報」ではなく「現場の人から聞いた一次情報」として差別化できます。面接で「誰から聞きましたか?」と聞かれたときにも、すぐに答えられます。

また、複数の OB/OG から同じことを聞いた場合は「複数の方から同様の話を聞き、その点が御社の特徴だと確信しました」と言えます。これは特に説得力のある志望動機の根拠になります。

OB/OG 訪問は、行くだけでは意味がありません。仮説を持って行き、一次情報として使い切ることで、初めて選考に効きます。

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The Next Step

知識を、早期内定に変える次の一日を用意しました。

この記事で押さえた就活知識は、実際に企業と話して使ってこそ価値になります。インターンEXPO は、出展企業の早期選考ルートに直接アクセスできる、年に数回しかない場です。

  • 01

    出展企業と直接対話

    総合商社 / メガベンチャー / 大手金融 など、各業界のリーディングカンパニーが一堂に。書類選考を経ずに人事と話せる場です。

  • 02

    早期選考ルートの獲得

    イベント参加者限定で、本選考前の特別ルート・サマー / オータムインターンへの優先案内が用意されています。

  • 03

    意思決定が一日で進む

    業界比較・自己分析・志望動機の解像度が、合同企業説明会の比ではない速度で上がります。次の一歩が翌週から動きます。

Next Event

28卒・100名限定IT/ベンチャー特化インターンEXPO2026 Vol.09

日時
2026.09.26 (土曜日)
会場
大阪市内(詳細は後日発表)